「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」によって規制を受ける7号営業店とはパチンコ店を指す。2007年7月度以降、その7号営業店であるパチンコ店は法律により、それまでのパチスロ4号機を撤去し、5号機への全面的な切り替えを余儀なくされた。パチスロ4号機と5号機の違いは、一言で言ってしまえば1時間で5000枚(等価交換なら10万円相当)ものコインが出る可能性(設定・能力)のある射幸心を煽るとされるパチスロ機が4号機で、4号機の出玉性能の3分の1程度の緩やかな出玉しかその構造(性能)上認められなくなったのが5号機である。それに反比例した形でパチンコはどんどん出玉が派手になり、確変高継続タイプも特別の存在ではなくなった。ただいずれも警察機構内で認可されるものであることを考えれば、政治的な胡散臭さを感じなくもない。まあ、それはさておき、なぜ、競馬コラムにパチスロ・パチンコの話題を持ち出したかといえば、パチンコの確率変動を用いて、その理論値以上の連続性の現実度を説明しようと思ったからだ。確変(確率変動)とは、一旦その状態になると継続率に応じてループして当たり続けやすい状態が継続する仕組みである。例えば確変80%継続のパチンコ機ならば、80%の確率で次も当たり易い状態になり、自ずとホールにはドル箱の山が積み上げられることになる。勝率20%の馬券の連敗率はちょうどこのパチンコの確変80%の継続率と同じと考えられる。
80%の20乗は1.2%、21乗は0.9%で、確変80%継続のパチンコ機で20連チャンするのは約100回に1回しか起こらないケースと計算上は言える。しかし、パチンコ店ではかくも頻繁にこれ以上のレアケースは見受けられるし、その幸運に巡り合えた体験者も数多におられることだろう。それは、試行回数の多さによってもたらされたものだ。僅か100回に1回の出来事でも1000回こなせば10回は現実として起こりうる現象であり、かくも試行回数をこなすパチンコ店で頻出するのはさもありなんの光景といえる。
競馬に於ける試行回数はというと、開催日につき1レースだけ参加するとしても、1年で100回程度の回数はこなすこととなる。(個人的にはその10倍程度は嗜んでいるが)要は、競馬の試行回数は20%当たる馬券が20連敗以上する確率を充足させるに十分な量を持つことになる。(当然の帰結だが)
よって勝率20%の馬券で勝負する為の資金配分は連敗を止めるというには20分の1の2.5倍である50分の1(50連敗する可能性は10万分の1くらい、因みに宝くじの1ロットは1000万である、よってくじ1枚買って1等が当たる確率は1000万分の1)で資金の最大ドローダウンを40%ぐらいに抑える為には100分の1くらいが妥当ではないかと思われる。つまり競馬資金を10万円とした場合、1レース1000円が賭けることが妥当な金額になる。(うーん。そんなもんか)勿論、期待値は100%を超えていないと問題にならないのはいうまでもないが。
僕も散々競馬場からのおけら街道を歩いたものだか、大穴狙いばかりの低確率でしか的中しない馬券では当然の事だったのだ。確率の低い馬券で勝負するには、いくら期待値が高いとしても、資金分割が重要なポジションを占める。そして確率を高める方向は期待値を圧迫するという競馬のジレンマがここでも頭をもたげる。それゆえ、かくも競馬は難しいものといえる。