2008.08.31 新潟11R 新潟記念G3

By admin On 8月 30th, 2008

 競馬で儲ける為に勝馬を予想する際、その選択する馬の脚質は逃げ先行であることが有効なのはデータ的に立証できる。競馬場、年齢、距離、それぞれ分類してみても、その本質は30年以上の過去から現在に至るまで変化していない。

 しかしながら、“競馬という勝負において追い込み馬など存在できない!!” とか
 “どのジョッキーも我先にとスタートからゴールまで馬を追い先頭を狙うのが競馬だ!!”とはなっていない。
 当然ながら全てのレースで逃げ・先行・差し・追い込みの馬がそれぞれ存在し、差し・追い込み馬が鮮やかにゴールを先頭で駆け抜けるシーンも当たり前のようによく見る光景で、その切れが鋭ければ鋭い程、そうした馬達に人気が集まるのが競馬である。
 基本的に競馬は逃げ・先行馬を狙うべきだというのは、マスで見た時にその有利さがオッズに過小に評価されているケースが多いからに他ならない。オッズに過度に反映される程の逃げ・先行馬は、当然ながらレース参加の他のジョッキー達も意識し、レースそのものの性質を変えていくものだ。

 3ダンシングロウは当レースで誰もが注視するこの夏最大の上がり馬だ。レース参加のジョッキー達は馬券購入者の人気以上にこの馬をマークし勝負を望むだろう。そうした時に3の単勝は全く旨みがない。当馬が新潟コースが初めてなのも不安点だ。人気馬にはマイナス点を見つけ出し、人気薄馬にはプラス点を求める姿勢が馬券で儲ける手段としては正しい。
 ならば、先行脚質の3と異なる脚質の馬にチャンスありと考え、ここでは追い込み馬17トウショウヴォイスを推奨する。当馬は新潟コース4戦1勝2着1回、2着は前年の当レースでのものだし、連対を外した2回の内1回は前走の当競馬場の関屋記念での勝馬から0.4秒差、4着なのも悪くない、まさに新潟巧者の馬である。手綱を取る田中勝春との相性は4戦連対なしでは疑問符がつくが、勝春自身は新潟コースとは好相性で、3の鞍上川田がこのコースを苦手にしていることを考えれば、これまた当馬にとってのアドバンテージと考えられる。よって本命はこれ。他には7マイネルキッツが気になる。ただ7は中間短期放牧に出した点がマイナスと見て、最終結論として17の方を上に取ることにした。
 レース結果

 回顧録

 牝馬の軽ハンデ馬の11が長い新潟の直線で上がり33.7秒のメンバー最速の脚を繰り出して完勝した。2着には2番人気の7マイネルキッツが入った。当馬は位置取りも直線もソツないレース振りだったが、勝馬の末脚に屈してしまう形となった。当方が7以上に期待した17トウショウヴォイスは道中勝馬と同じように後ろから進んで直線に賭けたが、いつもの切れが見られず一息の成績に終わった。追い込み馬の末脚不発は多々起こりうるが、4コーナーから直線にかけてのエスコートがやや強引でスムーズさを欠いたのが最後に響いたのだろう。
 最終的に2.9倍の1番人気までオッズをつけた衆目の注目馬3ダンシングロウは果敢に逃げを打って出たが、最後は18着とどん尻まで落ち込んでしまった。当馬にとって新潟の2000mは鞍上とともに苦手なコースなのかも知れない。この点に関しては予想通りだったが、追い込み馬を本線にした単勝の予想は非常に難しいと感じたレースだった。