2009.08.30 札幌9R キーンランドカップ G3

By admin On 8月 29th, 2009

 馬齢アローワンス3Kとセックスアローワンス2Kで計5Kの恩恵を受けて、前走と同様に51Kで出走できる4グランプリエンゼルがここでも好勝負必至だろう。1Kは0.1秒と同等の意味を持つとされる競馬では、実力馬の5Kのアローワンスの価値は計り知れない。

 問題は鞍上の腕と競馬特有の紛れの要素が加わった時に、前走と同じ様な競馬になるかどうか?という一点のみ。但しいずれにしても複勝圏で考えるならば、4グランプリエンゼルの安定性は、ここでもある程度の期待ができることは間違いない。

 しかし、穴目の単勝を狙うという当サイトの趣旨からは到底一番人気必至の4グランプリエンゼルを推すことはできない。このメンバーの中でも的中率でいうならば、グランプリエンゼルで間違いないだろうが、この程度の一番人気に狙いを定めるようでは期待値という観点から到底儲かる馬券術に成り得ないのは間違いない。

 ならば、本線はどの馬か?

 実績からは、11ビーピーガルダンと1トレノジュビリーだろうが、11は一頓挫あっての休み明けが気に掛かるし、1にしても感冒明けの2戦目で実力以上に人気が高まりそうで、全く食指が動かされない。また前走内を突いて勝利をもぎ取った16ピサノパテックも悪くはないが、前走の恵まれた勝利が逆に今回狙う意味を低下させる。オープンを連勝出来る馬がどれほどいるのかを考えれば、然も在りなんというところである。

 ならば、逆に前走勝パターンを16にゴール寸前で交わされた10ウエスタンビーナスの方に興味が湧く。札幌芝は3戦して前回の2着が一回と着外2着の実績だが、前走の粘りが再現できればこのメンバーでも好走必至なのは間違いない。前走の着順だけで競馬を予想するなら、前走2着馬が一番勝率が高く、次に3着馬、1着馬はその次に過ぎないというデータからは合理的な狙い目になる。加えて何の因果か前走16を駆って勝利した横山典が長谷川騎手に代わって今回は10に乗ることになったことにも、競馬のドラマの一端を垣間見るようで、心情的にプラスの評価を与えたい。よって本線はやや無理筋なれど10ウエスタンビーナスに託したい。

 他にはこちらも全く人気はないが7モルトグランデを挙げておく。前走ピサノパテックとウエスタンビーナスに秒差なしの3着馬。データ的には秒差なしで3着以下に敗れた馬の次戦の単勝回収率は優に150%を超えている。ならばこちらも積極的に狙い目に加えたい。

 前走1着馬は次戦で必要以上に人気になるが、それと同等の好走をしたにも関わらず人気にならない馬こそ馬券では狙い目である。つまりオッズ面で旨みのある狙い方こそが、今回の予想の肝なのである。


キーンランドカップ 動画

【回顧】

 直線満を持して追い出しを図り、見事に先頭でゴールを駆け抜けた11ビーピーガルダンはいつもの安勝らしい見事な走りだった。絶好のスタートを切っても慌てず騒かず先団の好位置をキープし、余力十分、いつでもスパートを掛けれる態勢なら貰ったも同然。後は直線ちょっと仕掛けるだけで弾けるようにゴールを駆け抜けた。安勝側から見れば、前週の減量苦から解放され本来の力が出せるなら、休み明けで調整一息に見えた僚馬でも鮮やかにエスコートできたということである。これ以上ない競馬で前週の悔しさを払拭した安勝は流石に一流ジョッキーである。

 本来なら2着には本サイトで推した7モルトグランデが入着した筈だか、道中の斜行により降着処分。予想の内容としては悪くなかっただけに、非常に残念な結果である。騎手のレベルでは勝馬とは雲泥の差だけに、これもいたしかたないということか。

 繰り上がって2着は12ドラゴンウェルズ。人気の盲点になっていたが、近走は勝馬から0.3秒、0.1秒と僅かの差しかなく、混戦ならばここに入っても善走する実力はあった。次走以降人気になるなら旨みはないが、走り自体は期待できるレベルにはあった。2、3着レベルなら幸四郎もそれなりに格好はつけてみせた。

 3着には4グランプリエンゼル。断然の一番人気に押し上げられてはいたが、結果としてはここらに落ち着くのは、騎手の顔を見れば当然のこと。ただ実力は示せたので、人気がなければまだまだ狙いとしては外せないだろう。

 案外だったのは10ウエスタンビーナス。スムーズに出すこともできず、漸く鼻を主張出来たのは道中半端の状態ではおつりがなかった。ゴールでは僅かな差だっただけに、最後まで脚を残せなかったのは前半のロスの所為。横典にしてはつまらない騎乗だが、テン乗りではそれも仕方無かったのか、不満が残る何ともぎこちない走りであった。

<この記事へのテキストリンク>
「POGLOG」もチェック!