「本命不在」今年の古馬G1戦全てに共通する事柄だが、国内最高峰の賞金レースであるジャパンカップに於いても、この不安は付きまとっている。
暫定であるが一番人気は、この秋未勝利の5ウオッカ。いずれのレースも堅実ではあるが、春のマイル戦で見せた絶対的な能力は発揮されていない。まして今回の鞍上は武豊ではなくルメール。勿論世界レベルの騎手なので武以上の騎乗になる可能性も高いが、それでも手代わりはマイナス要因になるだろう。
前年の覇者18スクリーンヒーローとて、前走天皇賞秋での好走を受けての人気だけで、前年のこのレースを勝ってから一勝もしていないようでは到底人気を考えれば本命視できる筈もない。
BCターフを連覇して日本での種牡馬入りが確定している16コンデュイットにしても凱旋門賞を含む激走を経ての挑戦では、過去の同種の来日馬と同様に掲示板に載るのが一杯と見たほうが納得性はある。
ならばここは忘れられた実力馬に奮起を期待したい。中でも4エイシンデュピティは2008年の宝塚記念馬。脚部不安で1年3ヵ月ぶりのオールカマー、天皇賞秋の2戦を経て調子は確実に上向いている。今週の坂路が49.9秒の一番時計なら完全復活と見てよいのではなかろうか。無論同脚質の9リーチザクラウンや1番枠に入った1アサクサキングスなどとの兼ね合いがあり逃げ込みを図るのは難しいだろうが、それでもこのメンバーなら前に付ける脚を持った馬に展開のメリットがあると見る。よってこのレースの本命は4エイシンデュピティとしたい。
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