2009.12.13 阪神11R 阪神ジュべナイルF G1

By admin On 12月 13th, 2009

 このレースの過去3年の勝ち馬は全て抽選を突破した条件馬だった。しかし、その顔ぶれは、2006年ウオッカ、2007年トールポピー、2008年ブエナビスタといずれも翌年のクラッシックを制し、後になって振り返ってみれば然も在りなんの実力があっての勝利であった。

 つまり、近年の阪神ジュべナイルFは2歳戦のG1と言えど、早熟馬がフロックで勝てるレースではなくなってきているとも言える。要は確たる実力馬がいる時には、早熟馬が立ち入る隙がないレースだということである。ただそれも結果から漸く明白になる事実ではあることは、ウオッカにしてもトールポピーにしても当時は4番人気馬、3番人気馬でしかなかったことが物語っているのだが。

 現時点の一番人気馬は、新潟2歳ステークスを制した16シンメイフジ。但し単勝オッズは4.5倍を示しており、勝ち切るまでの信頼は置き難いという評価である。前年のブエナビスタは僅か1勝馬で同様の追い込み脚質であったのに2.2倍のオッズで勝利して見せた。それと比較すると、現時点の実績はシンメイフジの方が数枚上であるにも関わらずこの程度の評価では、衆目の見通し通り、ここを勝つことは難しいと思われる。

 18アパパネは関東の国枝厩舎の馬。長距離輸送を考慮して、栗東の長期滞在で競馬に臨むがどうだろうか?近10年、美浦の馬がこのレースを制したのは2004年のショウナンパントルのみ。その意味では赤松賞をレコードで制した馬であっても評価は少し下がる。積極的に買いたい馬ではない。

 8タガノエリザベートはファンタジーステークスの勝ち馬。そのレースで殿から直線のみで15頭をゴボウ抜きして勝利した末脚は見事だったが、その極端な戦法がここでもハマるのかと問われれば疑問符が付く。2戦目のききょうSは5着、3走目のデイリー杯では6着だったことを考えると単勝オッズほどの確率では勝ち切れないと見る。それならむしろ、ファンタジーステークスで圧倒的な一番人気に支持されながら、0.4秒差の4着に敗れた7ラナンキュラスの方がオッズの面からは買う価値があると思う。上位オッズの馬の中では7ラナンキュラスに期待したい。

 他には2ジュエルオブナイル。1200m戦しか経験しておらず、前走の小倉2歳ステークスからは3ヶ月ぶりの出走になる。通常ならとても買う気にもなれないが、今年のメンバーを見渡した時に戦歴に傷のない馬があまりに少ないことに気が付く。2戦以上の戦歴がある馬で連対率が100%の馬は16シンメイフジとこの馬のみ。16シンメイフジは前述の通り一番人気で旨みがないとの判断なので、2ジュエルオブナイルに戦歴の面から期待したい。鞍上は三浦騎手。武豊の持っていた新人最多勝を塗り替え華々しいデビューを飾った昨年に比べ、今年は芸能人とのスキャンダル以外はさほど目立つ活躍もない現状。ならば三浦騎手には乾坤一擲の勝負時。デビュー2年目でG1を制せば再び上昇気流にも乗れることは間違いない。話題性という意味でも是非とも鮮やかな勝利を期待したい。

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