年明け最初の3歳重賞であるシンザン記念はマイルの距離で争うレースだけに、メンバーは短距離馬と中長距離馬が混在することになる。後の有馬記念馬にもなるダイワスカーレットと高松宮記念とスプリンターズステークスを勝利するローレルゲレイロがともに競い合いあったことを見れば、一目瞭然。
しかし卓越した能力を持つ両馬でさえ、当時は2着、3着であったことを考えると、レース自体は早熟傾向の現時点での完成度の高さを求められる感は否めない。
今年のメンバーを見渡すと現段階では、難解の一言。今後ここから大きく羽ばたく可能性のある馬もいるのだろうが、現時点での各馬の成績は平凡であり、卓越した能力は見受けられないからである。つまり、ここまでの成績からその能力を見出し、正確に見極めることは不可能と言わざるを得ない。最低人気の10エスカーダに至るまで、単勝、馬単、3連複のオッズで見ても、確たるオッズの断層もなく、珍しいと例えることも出来るほどの混迷ぶりである。
しかし、それでもこのレースで好走する条件はある。過去のレース傾向からは、マイル戦以上の距離のレースを経験したことがあるか?という点である。過去10年の連対馬20頭の内19頭までがマイル戦以上で戦った経験があるのなら、それに合致しない馬は軽視したい。
1600m戦以上で勝利したことのある馬は、1セレスロンディ、7シャイン、12マイネアロマ、13カネトシディアス、14タガノパルムドール、16ケイエスエイトの6頭まで絞られる。
後はローテーション。過去10年の勝馬は全て中3~5週の間に収まっている。実績からは朝日杯組が優秀だが、それは中4週でのもの。中2週に狭まった近年の両レースの日程を見る限り、朝日杯組は軽視してみる方がメリットが大きいだろう。
でローテーションを加味した絞り込みを行うと、7シャイン、12マイネアロマ、13カネトシディオス、16タガノパルムドールが候補として残る。後は各人のお好みと行きたいところだが、ローズキングダム、アパパネと牡牝ともに昨年の2歳王者の父となるキングカメハメハ産駒の13カネトシディオスを、その中でも最も期待したい馬としてピックアップしておくことにする。
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